2020年4月15日

Anchorの分析機能は、ポッドキャストの全体的なパフォーマンス、特にさまざまなリスニングプラットフォームにおける全体像を把握することに重点を置いてきました。しかし、番組を成長させるための賢明な判断を下すには、リスナーの行動を深く理解することも必要です。これは、限られたデータに依存する業界ではなかなか難しい点でした。


2019年2月にSpotifyがAnchorを買収した際、私たちはSpotifyとAnchorが協力してポッドキャストクリエイターの力を伸ばしていけること、そして新しいインサイトがそのビジョンを達成する方法の1つであることを明確にしました。このインサイトは、Spotifyが誇る2億7,000万人以上のユーザーから得られるデータをもとに作られているため、私たちだからこそ実現できたことでした。今日、Spotifyによる新しい分析機能の提供が始まります。これは、私たちが目指す方向への第一歩となります。
 

現在、Anchorのダッシュボード (ウェブ上とiOSAndroid向けの無料アプリ上) で、新しいチャートを見ることができるようになっています。Spotifyのオーディエンスに関する独自のインサイトが得られ、どういう人が番組を聴いているのか、彼らが番組のどこを気に入っているのかを、さらによく理解することができます。
 

このデータは、ダウンロード数、あるいはWeb PlayerやRSSフィードからの限定的なデータではなく、Spotifyのストリーミングから直接取得したものです。これにより、秒単位の正確さでリスニング動向が反映されるため、何がリスナーを惹きつけ続けているのか、どこで聴くのを辞めたのか、誰が最も共感しているのかを、より深く理解することができます。

エピソード途中のリスナーの離脱

ポッドキャストコンテンツの消費量の測定に関して、今までは限られたデータしか存在していませんでした。これは、従来のポッドキャスト配信がRSSと静的オーディオファイルを利用しているためです。この場合、消費量はファイルがダウンロードされているかどうかでしか測定できません。
 

しかし、Spotifyのストリーミング技術を活用することで、今日からエピソードでリスナーが実際に離脱した時点の情報をAnchorで表示し、リスナーの実際の消費行動をチェックできるようになりました。
 

リスナーが離脱した時点の情報は、ウェブダッシュボードのエピソードをクリックするだけで確認できます。エピソードのパフォーマンスチャートが表示され、各エピソードの完再生率とリスナーが番組から離脱した時点を確認できるため、最もストリーミング率が高い時間を中心にポッドキャストを編集できるようになります。これにより、何がうまくいくのか (または何がうまくいかないのか) を当てずっぽうで考える必要がなくなるため、エピソードをさらにブラッシュアップできるはずです。
 

例えば、最新のエピソードでリスナーの離脱が通常よりも格段に早かったとしましょう。これで、今回試した長めのイントロは少し長すぎたのだろう、ということがわかります。そこで、次回はイントロを短めにしようと計画できます。

リスナーの属性指標

従来のポッドキャスト配信では、エピソード中のリスナーの離脱と同様、誰があなたのポッドキャストを聴いているのかを把握することもほぼ不可能でした。わかるのは、誰かがどこかの時点であなたのポッドキャストをダウンロードしたことだけです。しかし今日から、匿名で集計されたオーディエンスの年齢層や性別の内訳など、信頼性の高いリスナーの属性情報をAnchorで表示できるようになります。

このデータは、エピソードを現在のファンに合わせて作成したり、番組をまだ知らない人に知ってもらい、売り込むためにも活用できます。さらに、スポンサーシップ以外のブランドと提携している場合、この情報は、見込み広告主に売り込みをしたり、ポッドキャストのストリーミング数を数値化したりする際にも有効な手段となります。

Spotifyを活用した独自のインサイトとすべての主要なリスニングプラットフォームからの指標を組み合わせることで、Anchorを使ってこれまで以上に簡単に番組の成長を追跡できるようになりました。これで、ポッドキャストの制作、データ測定、そして成長に必要なものがすべて1ヶ所に集結しました。

Anchorのダッシュボードまたはアプリにアクセスして、あなたの番組に関する新しいデータを掘り下げてみてください。